進撃の巨人:最初で最後の画集が発売 特典に描き下ろしマンガ収録“35巻” 諫山創を陰で支えた着色担当者の存在も

 諫山創さんの人気マンガ「進撃の巨人」の初となる画集「進撃の巨人 画集 FLY」(講談社)が2024年4月30日に発売されることが分かった。同作の最初で最後の画集になるといい、連載開始当初から諫山さんが描いてきた全てのカラーイラスト、ロングインタビューなどが掲載される。特典として、諫山さんが画集のために描き下ろした全18ページのオマケマンガ「悪童」やマル秘ネームを収録した「進撃の巨人35巻」、「超精巧複製原画」、エレンがミカサに贈ったマフラーを再現した「ミカサのマフラー」、エレンが父から託された地下室の鍵をイメージした「エレンの鍵」が付く。

 「進撃の巨人」のカラーイラストは、諫山さんが線画、着色担当者が着色作業を担当しており、画集にはこれまで世に出ることのなかった線画の一部も掲載される。諫山さんと着色担当者との対談も掲載される。

 諫山さんは「『進撃の巨人』の連載を終えて約2年半がたちました。この度、カラー画集を発売することになりました。大変光栄です。今までの集大成が本でまとめられてうれしいです。――と胸を張って言いたいところなのですが、実は僕、カラーイラストは線画までしか描いておらず、着彩作業はとある方にお願いしています。絵に秀でているわけではないことで知られていると自負している自分が、こんなすごい着色をできるわけがありません」とコメント。

 「連載開始当初から『進撃』のカラーを担当し続け、連載を支えてくださったスペシャリストの存在があってこそ、成り立った作品だと思っております。今回発売されるカラー画集では、今まで陰で支え続けてくださったその方に注目していただければうれしいです。そして、現在、この画集のための描き下ろしマンガを執筆中です。特典の『進撃の巨人35巻』収録のオマケマンガです。楽しみにしていただければと思います」とメッセージを送った。

 画集はB4判で、全200ページを予定。価格は2万2000円。